なんとなく状況が見えてきました。ProRes 422 HQのmovファイルを直接Encoreに読み込んでいるのですね。
その方法でしたら、Encoreの「ファイル」-「プロジェクト設定」-「トランスコードの初期設定」で自動トランスコードのビットレートを高く設定すると高ビットレートでエンコードされると 思います。
150kwさんや私の返信は、Premiere ProやMedia Encoderの書き出しを前提としているものです。こちらの方がエンコード設定の自由度が高いので、どちらかというとオススメの方法になります。既にProRes 422 HQの完成原版がある状況ですので、PremiereではなくMedia Encoderで読み込み、Blu-ray向けのファイルに変換し、その変換済みのファイル(例えばm4vとwav)をEncoreに読み込ませる流れになります。
Media Encoderの方が設定できる項目が多いぶん少しとっつきにくいかもしれませんので、Encoreのビットレート設定を高くして書き出したBlu-rayの画質で問題がないようでしたら、 無理してMediaEncoderを使わなくてもよいかもしれませんね。
ちなみに、このようなご質問の際は作品の長さや解像度、そしてフレームレートなどをはじめ、できるだけ詳しく情報をお書きいただくと、的確な回答を得られやすいです。
150kwさんへ
ProRes 422 HQはGoPro CineFormと似たようなALL Intraのコーデックで、1920x1080で29.97fps(29.97p or 59.94i)でビットレートは約220Mbpsとなります。AVCHDなどのLong GOPのH.264とは圧縮の仕方が異なるため、得意・不得意の画像がかなり異なり単純比較はできませんが、あえて比較するならばH.264(Long GOP)の50〜100Mbpsくらいの品質になるかと思います(かなり乱暴な比較です)。
というわけで、とりあえずディスクいっぱい(数%の余裕は残しますが)になるビットレートを選ぶ作戦が、一番良いように思います。
ちなみに、元々の素材が17Mbpsや21MbpsのAVCHDといったような場合でも、再圧縮による画質の劣化をふまえますと、ディスク容量が許す限り高ビットレートを使用した方が良い結果 が得られますので、素材より高いビットレートを選ぶのは全く無意味というわけではないと思っております。特に、テロップやイラストなどを編集で入れている場合は、その部分のクオリティを高める 意味でも高ビットレートの選択は有利となりますね。