こんばんは
Premiere Proで4K編集したコンテンツをダイナミックリンクでEncoreに送信し、「ビルド」パネルの「形式」を「DVD」にして行ったら、データ容量が大きすぎてだめだったということですね。
これは、ダイナミックリンクで送信した場合は、Encoreでターゲットビットレートの調整が出来ず、データ容量をDVDに書き込める最大容量以下にすることが出来なかったということだと思い ます。
それでは、Premiere Proで編集した内容をファイルに書き出し、Encoreでそのファイルを読み込んで行う方法を採用しましょう。この方法では、Premiere Proの「書き出し設定」でターゲットビットレートを下げてデータ容量をDVDに書き込める最大容量以下にすることが出来ます。
次のように行います。
①Premiere Proで、既に4K編集したコンテンツをそのまま使用します。
②対象のシーケンスを選択し、メニューの「ファイル」→「書き出し」→「メディア」を選択して開いた「書き出し設定」ウィンドウで、下記のように設定し、「書き出し」をクリックします。
・形式;MPEG2-DVD
・プリセット;NTSC ワイドスクリーン 高品質
・「オーディオ」タブは「Dolby Digital」を選択します。
・「マルチプレクサー」タブは「DVD」を選択します。
・予測ファイルサイズ;「4,303MB」以下に収まるよう「ビデオ」タブにあるターゲットビットレートを調整します。ターゲットビットレートは極力上げたほうが映像品質は向上します。
約110分の映像とのことですので、最小ビットレート;2.8Mbps、ターゲットビットレート;5.0Mbps前後、最大ビットレート;8.0Mbps前後くらいかなと思います。
・「最高レンダリング品質を使用」にチェックを入れると、映像品質は向上しますが、エンコード時間が3倍くらいかかります。映像品質をとるか時間をとるかで決めれば良いと思います。
・モニター両サイドの黒帯を消すには、「書き出し設定」ウィンドウ左上の「出力」タブをクリックし、「ソースのスケーリング」で「出力サイズ全体にスケール」を選択します。
⑤Premiere Proから、.mpg、.xmp、.xmpsesファイルが書き出されます。
⑥Encoreで、メニューの「ファイル」→「読み込み」→「タイムライン」を選択し、.mpgファイルを読み込みます。他の2個のファイルは自動的に読み込まれます。
⑦「ビルド」パネルの「形式」は「DVD」を選択します。
他は、Encoreでの通常操作です。
※メニューはEncoreで作成します。